山田 徹
ホーム

読み込み中です。

読み込み中です。

WakeLockとは

 Androidアプリは電池の消費などの理由でスリープ時は止められたり、CPU速度が遅くなったりする。しかし、センサーの値を取得し続けるアプリのように、スリープ時でも通常動作させたい場合はWakeLock機能を利用し、ホワイトリスのに登録する必要がある。Termuxもスリープ時に処理を継続したい場合、WakeLockを有効にする必要がある。幸いにもTermuxにはWakeLockを有効にする方法がある。

1 手動でWakeLock

 Termuxを起動すると通知バーにTermuxの通知が表示されるはずだ。その通知バーからWakeLockを有効にすることができる。

2 コマンドでWakeLock

 Termuxで"termux-wake-lock"と打つとWakeLockを有効にすることができる。逆に"termux-wake-unlock"と打つとWakeLockを解除することができる。コマンドの正確な場所は"/data/data/com.termux/files/usr/bin"にある。ある大きな処理の前にWakeLockを有効にし、処理が終了した後にWakeLockを解除することで、端末の電池の影響を最小限に処理を実行することができる。

 このコマンドはTermuxのコマンドなので、TermuxにArch Linuxを起動する、TermuxArchを立ち上げていた場合、起動することが出来ない。この場合はstartarchをする前にWakeLockを有効にし、startarchが終了したらWakeLockを解除する必要がある。

さいごに

 WakeLockを有効にしない場合と有効にした場合の処理速度は明らかに違う。しかし、有効にすると電池の消費量、端末の発熱量が大きくなる。充電しっぱなしなら大丈夫だが、外出先で有効にする場合は有効と解除を使い分け、効率よく処理を実行してほしい。

 "termux-wake-lock"などのコマンドがある"/data/data/com.termux/files/usr/bin"には"termux-"から始まるコマンドがいくつかある。外部アプリケーションの選択、ブラウザでURLを表示するなどのコマンドもあるので、いろいろ使って試してほしい。

 では、最高のLinuxライフを。山田 徹でした。